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夏休みの過ごし方について不登校を経験した家庭を対象にアンケート調査を実施しました。

お知らせ

2023.08.07

この度、株式会社スダチは、自社が運営するオンラインサロンにて、小学生から高校生の子どもを持つ保護者120名を対象に、「夏休みに関するアンケート」を実施しました。このアンケートは、支援を行う中で「夏休みに入ると家庭内での過ごし方を不安に思う」といった声を多くいただいていたことから、その実情をまとめるために実施しました。
自社オンラインサロンは、スダチのサービス期間終了後にも私たちと保護者の方、また保護者の方同士が交流できる場所になっています。登校時と不登校時、どちらの経験も持つ保護者の方を対象にするため、このオンラインサロン内でのアンケート実施に至りました。

 

アンケート結果① 起床・就寝時間が遅くなる傾向

夏休みに入ってから、起床・就寝時間の変化を尋ねると、どちらも40%以上が「遅くなった」と回答しました。多くの過程で、夏休みに生活の不規則化が加速する実態が伺えました。

(上から、「夏休みに入ってから、お子様の起床時間に変化はありましたか?」の回答結果、「夏休みに入ってから、お子様の就寝時間に変化はありましたか?」の回答結果)

 

アンケート結果② 家族団欒の時間は半数以上が1時間未満

1日あたりの家族団欒の時間の質問には、約60%が「全く取れていない」または「30分〜1時間」と回答しました。夏休みに入って家族で過ごす時間は増えるものの、家族での会話の時間は十分に取れていないことがわかりました。

(「夏休み中に、家族団欒の時間は1日あたりどれくらい取れていましたか?」の回答結果)

 

アンケート結果③ デジタル機器の使用時間の増加

夏休み中のデジタル機器(スマートフォン、ゲームなど)の使用時間については、約70%の家庭が「使用時間が増えた」と回答しました。また、1日あたりの増加時間を尋ねると、「2時間以内」と答えた家庭が約40%を占めた一方で、約16%が「10時間以上」と答えました。

(「夏休み中に、お子様のデジタル機器(スマートフォン、ゲームなど)の使用時間は増えましたか?」の回答結果)

アンケートに回答頂いた保護者からは
「ゲーム以外の時間はずっとイライラして荒れていたので、ついついゲームを許してしまっていました。」
「夏休みの中でもオンとオフの区別をつけるように具体的なスケジュールを事前につくり、実行すべきだったと思う。」
「子供との向き合い方に悩みながらの日々でした。子どもの自主性を尊重して見守るということがなかなか出来ていなかったように思います。いろんなことに口出ししすぎていたところもあります。」
「家族団欒の時間を持つべきだった。デジタルの時間を緩くしすぎた。友達と会うこともなくネット上の誰かとしかコミュニケーションを取らない日々が続くことで、思考に偏りが生じ、親に対しても心を塞ぐようになってしまったと思う。」
など、夏休みを不安な気持ちで過ごしていたという、切実な声も数多く寄せられました。

 

 

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